PITSにはカラー剤を数種類常備しております。
その中で、最も安全なもの、それはヘナです。
これをカラーと言っては語弊があるんですが(トリートメントと考えるサロンも多いので)
髪に色の付くもの、として考えてください。
天然のハーブであるヘナは、植物の葉っぱを乾燥、粉末にしたもので
天然100%で合成ケミカルを含みません。
メリットとして
・髪が傷まない
・紫外線からのダメージを防ぐ
・などがあります。
デメリットもあります
・黒髪を明るくする力はありません。白髪をオレンジ色に染めることしかできません。
・匂いがあります
・染めた後に、髪のキシミがあります(1週間ほどで落ち着きます)
オレンジ色では困る、という方は
ノンジアミンヘナという、天然100%で濃く染まるものを
オレンジ色の上から二度塗りします。
自然な植物なので、ほぼアレルギー反応は出ず(100%ではありません)
地肌や髪を傷めることがありませんが
自然なものだけに即効性はありません。
「自然な時の流れに身を委ねる」
くらいの気持ちで付き合うとよろしいかと思います。
色見本 ナチュラルヘナ100%ビフォー
いいヘナは、まず美容関係が取ります。
これは当然ですが、我々はプロだからです。
いい結果を出さなければ
商売成り立ちませんので。
対して雑貨屋は、あまりに高いものが店頭に並んでいても買いませんので
「売れそうな値段」から仕入れを決めますので、質は落ちます。
そして、工場はインドに多く、
お国柄なのかなんだか知りませんが
混ぜ物をするわけですよ。
ナチュラルヘナと言っても、オレンジを鮮明に発色する薬品を入れたり
ヘナパウダーをきれいなグリーンに見せる薬品を入れたりと、忙しいのです。
ひどいのは、黒く染まるようジアミンを入れることですね。
アレルギーがあるからといってヘナを選び
こっそりジアミンが入っていらただじゃ済みません。
実際アメリカでは、このことによってスリランカのミュージシャンの死亡事故が起きています。
https://en.wikipedia.org/wiki/Malani_Bulathsinhala
この事実は仕入れる業者に知らされないことが多いので
実はナチュラルヘナと思って使っているものでも
ケミカルが混ざっていた、ということは大いにあり得ることなんです。
当店のヘナは不純物や雑味を手で丁寧に取り除き
限界まで細かく粉砕したこだわりのヘナを使用しています。
(葉っぱ自体が染色体なので、細かい方が発色します)
ぼくらと同じ美容師が、年に何度も現地を訪れ
製品になるまでの過程を厳しくチェックしています。
ヘナの選択基準、それは迷うことなく
「信頼できるかどうか」
です。
ぜひ、PITSこだわりのヘナをお試しください